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収納庫の『ベース』って何?役割や種類も解説!

更新日:2022年7月13日

収納庫のベースとは

収納庫を購入するときに必ずと言っていいほどついてくるものが『ベース』です。

ベースとは床と収納庫の間に設置するものであり、収納庫の“土台”になるものです。



ベースの役割

なぜ収納庫にベースがついてくるのか、

それは「収納庫を水平に保つことで歪みを抑えるため」です。

歪みがあると何がいけないのか、主な理由を3点ご紹介します。


①扉の開閉に不具合が出る

床は完璧に水平というわけではなく、ガタつきがある場合がほとんどです。

ガタついた床に収納庫をベースなしで置いていると、時間が経つにつれて歪みが大きくなり、扉が開かなくなるなどの不具合が出てくる可能性があります。


②転倒防止が上手くできず、転倒の恐れがある

収納庫を横並びにするとき、転倒を防止するためにビスを使用して連結することが一般的ですが、ガタついた床にベースなしの収納庫同士を並べて置くと、上手く横の連結ができないこともあるので地震発生時などに転倒の可能性が高くなります。


③見栄えが悪い

何台か収納庫を並べるときに、ベースがないと収納庫同士がガタついているので見栄えがかなーり悪くなります。

ベースがついていて水平になっている収納庫のまとまりはラインが揃っていて、見栄えが美しくなります。



収納庫を水平にする方法

ベースには角の4点にアジャスターがついています。

その4点のアジャスターを回し、

水平器という器具を使いながら水平にします。


この水平にする作業のことを「レベル調整」と言います。

レベル調整されたベースの上に収納庫を設置することによって収納庫は水平になるのです。


(背の高い収納庫の場合、あえて前の2点のアジャスターを後ろのアジャスターより高くすることで収納庫を後傾させ前方に倒れにくくする職人さんもいます。)



ベースの種類

ベースにもいくつか種類がありますのでご紹介します。

  ※メーカーや収納庫の種類によってはお取り扱いのないベースもございます。

  ※メーカーによって名称が異なる場合がございます。


・配線用ベース

ベースの中に電源などの配線を通すことができるベースです。

後ろと左右に通線用の穴があります。

パーソナルロッカーの底面には通線用のパーツがついているものもあるので、庫内に電源を設置したい場合に一緒に設置することを推奨しているベースです。庫内に電源があればノートPCなどの充電が可能です。



・コンセント付きベース

ベースにコンセントがついてるベースです。

コンセントの見栄えをスッキリさせたい時などに

おススメです。



・ハイベース

脚がついており収納庫を少し高く設置できるベースです。

一番下の物も取りやすくなります。



・スライドベース・ダブルベース

意匠にこだわりたい方におススメのベースです。

通常レベル調整でアジャスターを高く上げると

床とベースの間に隙間ができてしまいますが、

板が二重構造になっているので隙間ができない

ようになっています。



・安定ベース

主に引き出しタイプの収納庫(通称ラテラル)に使用するベースです。

ラテラルは一番上の段を引き出したときに前方への転倒の恐れが高いです。安定ベースは前方へ倒れにくくするためにあります。

出っ張り部分が舌に見えることから“ベロ付ベース”とも呼ばれています。



・荷重ベース

重りのあるベースで、重心を低くすることで収納庫の転倒を防ぎやすくするベースです。



・移動収納庫用ベース


収納庫を前後2列、または前中後3列に設置するためのベースです。

前列または前中列が左右にスライドすることで後列にも収納可能になります。

限られたスペースで多くの資料を収納したい方におススメです。



ベースは縁の下の力持ち!

普段あまり気にすることのないベースですが、とても重要な役割を果たしています。

収納庫をご検討の方はベースも併せて見てみてください!



少しでも気になったことがあればお気軽にお問い合わせください。

無料でご提案・御見積もさせていただきます。

<お問い合わせページ> https://www.bunkado-net.com/contact







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